
約20年前は、スマホはなくメルカリも存在しなかったので
個人間取引をするには、ヤフオク!くらいの物でした。
当時は、今のようにかんたん決済というシステムは無く、自分の銀行口座を教えて落札者に振り込んでもらうという、かなり面倒な物でした。
更に「ノークレームノーリターン」というお約束のワードや
「神経質な方は入札しないでください」という決り文句です。
このようなワードに怯えること無く、不良品に出会ったら、どうするのか初心者向けに
記事を書いてみました。
これで安心して個人間取引が出来るようになります。
今回は、15年以上オークションをやってきた私が初めて遭遇したカメラの不良品でのトラブルについて書いてみます。

ノークレームノーリターンのヤフオクで落札したカメラ
私は、ヤフオクでは中古品を良く購入するのですが、画像と説明文だけでは解らない事が
実際に商品が手元に届くと判明することがあります。
今回の商品はカメラでした。
出品説明には、ノークレームノーリターンとの記載と古いものなのでご理解下さいという
短い説明文だけでした。
途中で他の入札者から「動作品ですか?」という質問があり、出品者より「動作品です。」との回答があった為、思い切って競り合い落札に成功しました。
商品到着後の動作確認で動作しない事を確認。
ヤフオクやメルカリなどの個人間取引では、不良返品は出来ないと考えている人も多いですが
そんな事はありません。
商品説明にノークレームノーリターンと書いてあっても、出品者とコミニュケーションを取ることで、返品が出来る可能性があります。
個人間取引に慣れていない間は、必ず返品や返金をしてくれる、実店舗や法人の出品者が安心ですが、不良品に遭遇するリスクを踏まえた上で、参加すればとても面白いです。
今回のカメラの不良は、電源を入れても液晶が点灯しないものでした。
これは、出品時に一度動作確認をしていれば避けられる事ですし、必ず記載しなければいけない内容です。
不具合や、訳ありの場合は、隠して高く売ろうとするのでは無く、正直に全てを記載して
販売したほうが、後々のトラブルを避ける事が出来ます。
最近は、スマートフォンで購入する人が多いので、あまりにも長い説明文は時代遅れです。
返品交渉の手順・クレームの入れ方
ヤフオクもメルカリも、商品の受け取り確認をしなければ、出品者には入金されないシステムです。
そのまま何もしなければ、時間が経過すると自動的に入金されてしまうので、必ず受取通知を
入れる前に、メッセージで交渉しましょう。

上手くやれれば、返品&返金が可能ですが、頑なに対応しない出品者もいますので
その場合は諦めましょう。
購入した商品が不良品だったとしても、カッと熱くなって汚い荒れた内容のメッセージを入れてはいけません。
落ち着いて、どこが不良で、どういった状態なのかを、客観的に相手に伝わるようにテキストにしてください。
揉めた場合には、ヤフオクは運営が介入しませんが、メルカリでは仲裁にはいってくれる事もあります。
運営が介入した際には、感情的になっているメッセージだと好意的に受け入れてくれないので
商品説明や、商品状態などを、明確に解りやすく記述していきます。
ヤフオク! → 取引メッセージを入れる。→ 反応が無い場合はヤフオク 掲示板に投稿して公開する。
メルカリ → 取引メッセージを入れる。
初心者は高額商品はヤフオクで購入しないほうが良いです。
副業でオークションやメルカリにチャレンジされる方も増えてきている時代の流れですが
慣れないうちは高額なジャンルの商品には手を出さないほうが無難です。
下記はヤフオクの高額での落札のビンテージカーです。
もちろん、ある程度のリスクを取って失っても惜しくない資金を投入できる方は、どんどん
攻めましょう。ライバルが不在なので競り合うこと無く、利益を得ることが出来るでしょう。
ヤフオクでは、取引メッセージや掲示板で進展が見られなかった場合は、全国の消費生活センターと警察の相談窓口やサイバー犯罪相談窓口に連絡するなどして、配達証明郵便の手配や少額訴訟の準備に進みます。
これは費用や時間のコストがかかり、忙しいサラリーマンには、大変な心と身体のストレスに
なるので、おすすめ出来ません。
時間に余裕のあるフリーの方は、じっくりと戦うことも出来ます。
今回の出品者との交渉の結果
ネット販売をしている人は、法人か個人なのですが、お店を構えているような法人なら、SNSなどで悪い噂が広まると経営が悪化するので、対応してくれる可能性が高いです。
ブックオフなどは、多少販売価格が高いですが、不良品に対してはきちんと対応してくれるでしょう。
私の今回の取引相手は個人出品者でしたので、返品が出来ない可能性もありました。
それでも、先に記述した手順を踏むことで、返品と返金対応に漕ぎ着けることが出来ました。
ヤフオクの場合は、商品の発送後に返金は出来ないシステムなので、銀行口座名を出品者に伝える手間はあります。
市場価格より安く商品を入手したい人には、ヤフオクとメルカリは絶対に外せないプラットフォームです。
感情的にならずに淡々と事務的に進める事が重要なポイントとなります。
精神的にストレスにならない賢いネット生活をしていきましょう。
コメント